Vol.5 ローマの道は1日にしてならず

この有名な格言、その意味は、「大事業は長年の努力なしに成し遂げることはできない。」です。
あの、大繁栄したローマも、築かれるまでに約700年もの歳月を費やし、努力、苦難の積み重ねであった…


何事も短期間で成果はあがらない。ということです。

と、わかっているものの、結果がすぐ欲しいと思ってしまうのが人間です。
私も何度、パーソナルコーチングでこの件を扱ったか。


お仕事でも、大事業でも、スポーツでも、日々の努力の積み重ねが結果を生むのです。
そして、人間関係においても日々のコミュニケーションの積み重ねが相手との信頼関係を築きます。


何か自分に困ったことが起きたときには、どんな相手に頼りますか?
相談にのってもらったり、話を聞いてもらう相手です。


その方とどんな風にその信頼関係を築き上げてきたのでしょうか?
決して1日ではないはず!


それでは、信頼関係を築くためには日々どんなことにしていけばよいのでしょうか?
私の失敗談を紹介します。


ある日、夫がある人の仕事のやり方について話をしていました。

「あの人は、出世したくてギラギラしている」
という夫に
「出世したい人もいるでしょ。」

「目立ちたいんだよ」
という夫に
「そうかな、人前でお話ししたりすることが好きなんじゃない?」

「お金にも貪欲。」
という夫に
「お金は結果であって、彼は仕事が生きがいなのだと思うけど?」


こんな類の会話がいくつか続き、夫が腹を立てて言いました。
「どうして俺の言うことを全部否定するの?もう、話したくない!」


私は否定するつもりはなく、私の意見を言っていたつもりでした。
しかし、夫は「自分の意見は受け入れてもらえていない」と感じていました。


夫は、私の意見を聞きたいわけではなく、自分の話を聞いてほしかったのです。
私は、夫の話を全く聞けていませんでした。

 

夫は
その日から2日間くらいへそを曲げていました
「否定されたくないから、話さない。」と……。


相手との関係の中で、一番の土台となるコミュニケーションは、「共感」「受容」です。
相手を理解し、受け入れること。
(受け入れるとは、相手と同じ気持ちになるという意味ではありません)

相手は、理解してもらえた、受け入れてもらえたと感じると、その人に対して『安心』していられます。
この『安心』がなければ、関係は深くなってゆけません。


もちろん、すべての人と、全人類とこの安心できる関係を作ることは不可能です。
ただ、身近な人、夫であったり子ども、身近な友人とは、「安心」できる関係、信頼関係を築いて行きたいですよね。


今、大切な人とは、どのくらい「安心」できる土台が作られていますか?
100%中、どのくらいでしょうか?


日々のコミュニケーションをこのように振り返ってみるのも大事ですね。